計算が遅いと悩んでいませんか。計算が遅いのには、理由があります。
この記事では、
- 計算が遅い理由
- 計算が苦手な人の特徴
この2点をまとめています。計算を早くする・得意にするためのコツも紹介しているので、合わせてお読みください。
計算が遅い5つの理由
計算が遅いのには、
- 書くスピードが遅い
- 練習(計算)量が足りていない・数をこなしていない
- 早くこたえようとして暗算している
- 途中の式を書かずに省略する
- タイムを計らず、ダラダラと計算している
こういった理由があります。計算が遅いと感じている人は、自分に当てはまっていないか確かめてみましょう。
理由①書くスピードが遅い
計算が遅い1つ目の理由は、書くスピードが遅いからです。全員とは言いませんが、計算が遅い人は書く速さも遅い人が多いです。
学生時代に計算が遅いことに悩んでいた友人が居ましたが、書くスピードがゆっくりでした。また字も綺麗な子だったので、無意識に丁寧に書いていたのでしょうね。字が綺麗=計算が遅いと書いているツイートも見かけました。
綺麗な字を書く人は計算が遅いよな。同じだけの思考スピードを持っていても、出力時間が長ければ長いほど数学とかのテストは不利になるからそういうとこ成績に出るんでは。
実は「字が汚い人」ほど頭がいいってホント? https://t.co/H6f8dYJZFy #niconews
— 富.田@出現率低下(´・ω・`) (@maina0love) August 30, 2016
書くスピードが遅くなってしまうと、計算そのものを解く速さも比例して遅れがちに。何の数字かを読めることができれば、丁寧に書く必要はありません。正解が求められるからです。
確かに書くスピードがゆっくりかも‥と心当たりがある人は、少しでも早く書けるように意識してみましょう。
理由②練習(計算)量が足りていない・数をこなしていない
計算が遅い2つ目の理由は、練習・計算している量が足りていないからです。計算が早い人に聞いてみたところ、「計算が早くなりたいから、宿題が無くても毎日計算の練習している」と返ってきたほど。
たくさんの問題を解くことで、コツや要領も分かるようになってきます。このコツ・要領を掴むには、やはり練習するしかありません。100ます計算などで、日頃から計算する癖をつけましょう。
計算は「慣れ」です。たくさん問題をやっているうちに、数字に慣れていき、自然と似たような法則を見つけ出して要領よくできるようになることが多いのです。
理由③早く答えようとして暗算している
早く答えようとして暗算していることも、計算が遅い理由の一でつす。元々計算が早い人が暗算するのは全く問題ありません。
書くよりも暗算=頭の中で計算する方が早いのは確かですが、そもそも計算が遅いと自覚している人が暗算するとさらに遅くなります。暗算と筆算で、どちらが早く答えが出せるか比較してみてください。圧倒的に筆算の方が早いはずです。
問題を見ただけで答えが出る場合は、言わずもがなそのまま答えを書けばOKです。考えなければ答えが出ないうちは、暗算せずに素直に筆算で計算してください。
慣れないことをすると、余計にスピードダウンしてしまうよ!
理由④途中の式を書かずに省略する
途中の式を書かずに省略しているのも、計算が遅い人の特徴です。
暗算でできるような人が省略するのは良いのですが、早くなりたいからといって計算が遅い人が途中の式を省略するのは逆効果なのを知っておいてください。
途中の式を書かなければ、どこでミスをしたかも分かりません。見直すことができないので、また初めから解くことに‥。余計に時間をロスしますね。
また答えが合っていなくても、途中の式を書いていれば”部分点”として点数がもらえることもあります。計算が早くなりたいと省略するよりも、計算が遅いうちはすべての計算式を書いた方がメリットは多いです。
【計算が遅い…】
「計算が遅いんですけど、
どうしたらいいですか?」その答えは、
途中式をしっかり書いて
計算することです!計算が遅い人ほど
途中計算を書こうとしない傾向に
あります。頭の中だけで計算しようとするから
余計に時間がかかるのです。急がば回れ!です。
— タクミ@数学メソッド (@math_method) June 19, 2020
理由⑤タイムを計らず、ダラダラと計算している
計算が遅い5つ目の理由は、タイムを計らずにダラダラと計算していることが考えられます。つまり時間を意識していないということです。
途中の式もきちんと書くけど遅い・答えはあっているけど書くスピードがゆっくり‥等の場合は、もう少し時間を意識してみましょう。実際にタイマーで時間を計りながら解くだけで、計らない時よりも違う意識で解くことができるはずです。
計算が苦手な人の4つの特徴
計算が苦手な人は、下記のような特徴があると考えられます。
- 九九や四則演算など、基本的な計算力が不足している
- そもそも算数・数学が嫌い、苦手である
- 授業のみなど、計算する機会が少ない
- 「なぜ」という理由を考えすぎてしまう
一つずつ、解説していきます。
特徴①九九や四則演算など、基本的な計算力が不足している
九九や四則演算(足し算・引き算・掛け算・割り算)といった基本的な計算力が不足している人は、計算が苦手な人が多いです。そもそも計算問題は、四則演算と九九がベースです。
このベースの計算スピードが遅い・理解できていないという状態だと、どんな問題であっても苦手意識を持ってしまうでしょう。
特に学年が上がるにつれて計算が苦手だと感じる場合は、この基本的な計算力が不足しています。また解けないこともないけど正解できない‥などの時は、途中でのケアレスミスが原因になっていることも多々あります。
九九をベースにしている問題なら九九を正確に暗記していることで、断然正解率も上がるはず。計算が苦手な人は、基本的な計算力をアップするために100ます計算やドリルなどをたくさん解いて覚えましょう。
特徴②そもそも算数・数学が嫌い、苦手である
2つ目は、そもそも算数・数学が嫌いで苦手意識を持っている人です。難しいから嫌い・苦手と思ってしまえば、授業はもちろん予習や復習も憂鬱になってしまいますね。
担任の先生が、毎回計算するのに時間を計って順位付けしていたようです。遅い人はプレッシャーになりますし、こういったことから苦手・嫌いになっていく人も多い模様。
小学2年の時の担任が、算数の計算問題を毎日ストップウォッチで測って順位をつけていく人で、計算が遅い私は本当に嫌で学校行きたくないし、元気なのにしょっちゅう体調悪くなったの思い出した。数学嫌いと苦手意識はあの時からのような気がする。
— Tomoko Snow@NY在住 (@BistroTomokoNY) July 19, 2023
また「こんな問題、将来何の役に立つのか?」とまで考えてしまって、苦手意識を持つ子もいるようです。
(中略)さらに図形の面積の求め方や速度計算など、学習している内容が日常生活にどのように役立つのかわからないこともしばしばです。問題につまずいたとき、「何のためにこんな勉強をしなければいけないのか」という疑問から、苦手意識を加速させる子どもも多くいます。
特徴③授業のみなど、計算する機会が少ない
授業時間のみで計算問題に触れる時間が少ないことも、計算が苦手な人の特徴です。
たくさん触れていたら、日常生活の中でも計算が便利なものだと気付くことも多いです。しかし授業でしか計算していないと、前述したように「何の役に立つのか」が先行してしまって苦手意識をより増長させてしまうこともあります。
特徴④「なぜ」という理由を考えすぎてしまう
「どうして・なぜ、この答えになるのかが分からない」と、考えすぎてしまうのも苦手な人の特徴といえるでしょう。
なぜこうなるのかと論理的に考える思考も大切なのですが、考えすぎてしまうとより混乱して嫌になってしまうのです。筆者も実はこのパターンで、計算が嫌い・苦手意識を持つようになりました。
一つ一つを理解することは大事ですが、ある意味でこういうものだと割り切る方が後々納得できます。
計算を早く・得意にするためのコツ4選
最後に、計算を早く・得意にするためのコツを4つまとめました。
- 100玉そろばんを使って、数の基礎から学ぶ
- 自宅でもドリルや計算アプリなどで、数字に触れる機会を増やす
- タイムを計って時間も意識する
- そろばん教室に通わせる
計算が早くなりたい!・得意にしたい人は、ぜひ取り入れてみてください。
コツ①100玉そろばんを使って、数の基礎から学ぶ
基本的な計算力が不足していると計算に苦手意識を持ちがちなので、100玉そろばんを使って数の概念・基礎から学びましょう。
既に計算力が身に付いている人には不向きですが、視覚・触覚的に覚えられますし小さい子に数の基礎を学ばせたい場合に最適な玩具です。
また100玉そろばんだと、5のかたまり・10のかたまりなど「数のかたまり」も理解しやすいです。小さい頃から数に触れさせておくことで、計算をやる時もそこまで苦手意識を持たずに済むのではないでしょうか。
コツ②自宅でもドリルや計算アプリなどで、数字に触れる機会を増やす
数字に触れる機会を増やすことも、計算が早く・得意にするコツの一つです。
授業以外に自宅でもドリル・計算アプリなどを使って、積極的に数字に触れて計算しましょう。アプリだとゲーム感覚で学べるため、勉強が好きでないお子さんにも取り入れやすいです。しかしドリルは書く練習にもなるので、どちらもバランスよく使うのがおすすめ。
またナンバープレートでの計算や買い物など日常生活の中でも数字はたくさん目にするので、その場で計算したりなどしましょう。
1,000円だけ渡して、「この金額で買い物をしてきてね」とトライさせるのも良い方法ですよ。
コツ③タイムを計って時間も意識する
計算が早くなるには、時間を意識をすることがポイントです。時間を計らずダラダラと計算するのは、いくら数をこなしていたとしても逆効果に。
時間を区切ることで意識が全然違いますし、より集中して取り組むようになります。
また最初は、ストップウォッチで自分がどのくらいの早さで解いているのかを確認しましょう。自分が解くスピードを知ることで、「この時間で解けるようになりたい」と明確な目標を持って頑張れるからです。
コツ④そろばん教室に通わせる
計算が早く・得意になる4つ目のコツは、そろばん教室に通わせることです。
もちろん個人差はありますが、そろばんを通じて計算スピードが上がることは確かです。筆者も小学校時代そろばん教室に通っていましたが、今でも計算は早いですし「やってて良かった」と思う習い事の一つです。
集中力と計算力が身に付く・通っている子たちは、計算が早いと効果を実感している方も多いです。
早い段階で、そろばん習わせたいかな…
あれはガチで集中力と計算力が身につく。
いい教室にめぐり会えれば…_:(´ `」 ∠):_— なかぢ@ぐだぐだパート介護士 (@naka_g109) June 17, 2019
なくなりましたねー!
近所にそろばん教室があって、結構通わせている親御さん多いです。やはり計算早いですね、通ってる子達⭐️
— 東乃ナツ (@natusan_111) December 15, 2022
計算が遅い理由は?苦手な人の特徴4つ:まとめ
計算が遅い理由や、苦手な人の特徴を紹介しました。当てはまった場合でも、焦らずに
- 100玉そろばんを使って、数の基礎から学ぶ
- 自宅でもドリルや計算アプリなどで、数字に触れる機会を増やす
- タイムを計って時間も意識する
- そろばん教室に通わせる
こういったコツを取り入れながら、計算を早く・得意になるように励んでいただければと思います。
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