そろばんを習い、自分の実力を試すには最適な「そろばん検定」。
そろばん検定は級・段位が分かれており、自分のレベルに合わせて受験できます。
この記事では、そろばん検定の”段位”ごとの合格者数や合格率・合格点をまとめました。段位を受ける予定の人は、ぜひ参考にしてください。
そろばん検定(段位)の正式名称と段位順序

そろばん検定(段位)は、主催している団体ごとで名称が異なります。
主催団体が違う=合格点も違ってくるため、まず最初に主催している団体ごとの正式名称を把握しておきましょう。
また段位順序も合わせて確認してください。数字が大きくなるほど高レベルで、難しくなります。
日本珠算連盟:段位認定試験
日本珠算連盟が主催する段位のそろばん検定は、【段位認定試験】と呼ばれています。
段位の順序は、下記の通りです。
平成14年度から初段から三段までの間に準二段・準三段を新たに設定し、1級からの段位認定のステップを円滑にしました。
日商珠算能力検定試験1級から段位認定へのステップを円滑に進めるため、平成14年度から、段位認定受験者が集中している三段までの段位について、新たに準二段、準三段を設けています。
全国珠算教育連盟:珠算検定試験(段位試験)
全国珠算教育連盟の段位試験は、珠算検定試験(段位試験)という名称です。文部科学省が後援です。
段位の順序は、日珠連が主催する段位認定試験と同様に<準初段>からスタートします。
四段から六段まで、”準四段~準六段と”さらに細かく分けられているのが大きな特徴です。
試験は各段位で共通で、得点によって準初段から十段までに判定される。
全国珠算学校連盟:全国珠算技能検定(段位)
最後は全国珠算学校連盟が主催する試験で、こちらは全国珠算技能検定(段位)と言います。全国と付いているのが、他の2つのとの違いです。
段位の順序は初段から始まり、準初段はありません。
一番シンプルですね。
そろばん検定(段位)の種目と合格ライン

そろばん検定(段位)の試験種目と、段位ごとに設定されている合格ラインを主催団体ごとにまとめました。
段位認定試験※日本珠算連盟主催
試験の種目
日本珠算連盟主催の段位認定絵試験の種目は、
- 見取り算(60題)
- かけ算(60題)
- 割り算(30題)
上記の3種類です。たくさん種目があるわけでは無く、段位認定試験の場合は問題数が多くなる仕組みです。制限時間は各10分です。
8級から割り算が種目に加わりますが、すべての種目:10題ずつしか出題されず制限時間も20分あります。
こう考えると段位になると問題数が5~6倍に増えて制限時間も短くなり、より難易度が上がることが分かります。
合格ライン
合格ラインは、受験する段位によって異なります。見取り算は1題10点・かけ算と割り算は1題5点で、それぞれ300点満点です。
段位ごとに下記点数を満たせば、合格です。
- 準初段:90点以上、初段:100点、準二段:110点、二段:120点
- 準三段:130点、三段:140点、四段:160点、五段:180点
- 六段:200点、七段:220点、八段:240点、九段:260点、十段:290点
より詳しい試験要項を知りたい方は、段位認定試験|倉敷商工会議所 こちらのページが参考になります。
珠算検定試験(段位試験)※全国珠算教育連盟主催
試験の種目
珠算検定試験(段位試験)の種目です。(各15題ずつ)
- 見取り算
- かけ算
- 割り算
基本はこの3種目で、さらに
- 伝票算
- 暗算
- 応用計算
- 開法
これら4種目から3種目を選択して受験します。計6種目と、段位認定試験の倍です。
暗算は3分・応用計算は10分の制限時間で、他の種目はすべて1種目7分の間に解きます。
合格ライン
1種目は段位認定試験と同じ300点満点です。初段の場合は6種目とも80点以上が合格ライン、最高段位の十段の場合は280点以上で合格です。
全国珠算技能検定(段位)※全国珠算学校連盟主催
試験の種目
全国珠算技能検定(段位)の試験種目は、
- 見取り算(20題)
- かけ算(40題)
- 割り算(40題)
- 伝票算(20題)
上記4種類の、計120題です。制限時間は、見取り算と伝票算ともに8分ずつ・かけ算と割り算がそれぞれ10分です。
合格ライン
各種目とも200点満点、総合で800点満点(4種目×200点)です。
- 初段:80点以上、二段:90点以上、三段:100点以上、四段:110点以上
- 五段:120点以上、六段:130点以上、七段:140点以上
- 八段:160点以上、九段:180点以上、十段:200点
全種目で80点以上を取れば、初段に合格します。
十段に合格するには、すべての種目で200点を取らなければなりません。しかし種目成績は無期限で有効なので、あと1種目だけ200点を取れば良い‥という場合でも何年でも挑戦できます。
段位認定は10段まで。 ※種目成績は無期限有効
そろばん検定(段位)ごとの合格者と合格率について

どの主催団体の検定試験も、段位の合格者数と合格率は発表していませんでした。
参考までに、日本珠算連盟主催の珠算能力検定試験の1級・2級の合格者数と合格率を紹介します。
1級(2021-2023年)の合格者数と合格率
| 実施年 | 受験者数 | 合格者数 | 合格率 |
| 2023年 | 21,292人 | 6,084人 | 28.6% |
| 2022年 | 23,381人 | 6,939人 | 29.7% |
| 2021年 | 23,512人 | 7,559人 | 32.1% |
2級(2021-2023年)の合格者数と合格率
| 実施年 | 受験者数 | 合格者数 | 合格率 |
| 2023年 | 25,397人 | 9,255人 | 36.4% |
| 2022年 | 28,236人 | 10,838人 | 38.4% |
| 2021年 | 29,416人 | 12,495人 | 42.5% |
1級と2級の合格者数と合格率を踏まえ、段位の合格率はどのくらいか考察
3年間での1級:総受験者数‥68,185人/総合格者数‥20,582人 合格率は約30%
3年間での2級:総受験者数‥83,049人/総合格者数‥32,588人 合格率は約40%
3年間だけで見ると、1級の合格率は約3割・2級の合格率は約4割です。その年の問題の難しさにも大きく影響しますが、1級と2級の合格率は1割も差が出ます。

2022年以降の1級の合格率は、3割を下回っている!
2021年の問題と比較すると難しかったことが分かるね。
1級で3割受かるかどうかなので、段位になるとより一層合格率が低くなることは間違いありません。
まとめ
そろばん検定(段位)の合格点は、主催する団体ごとによって異なることが分かりました。種目や合格基準もすべて異なるので、通っている教室がどの団体が主催する試験を実施しているかを確認しましょう。
段位に合格するには難しく、険しい道のりになるのは事実です。人によっては合格までにかなりの時間を要することがあるでしょう。
焦らずに自分の実力に合わせた段位試験を受けるようにし、主催団体の試験に合わせて対策・練習してください。







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