そろばん検定は、主に
- 日本珠算連盟
- 全国珠算教育連盟
- 全国珠算学校連盟
これら3つの団体が主催・実施しています。級位は10級~1級・段位は初段~10段に分け、レベル別に受験できるようになっています。
この記事では段位取得における学年ごとの目安はどのくらいなのか?をまとめてみました。
そろばん段位の取得目安は中学生(中学校に在籍中)
何歳(何年生)からそろばんを始めるか・また進度具合・週に何回通うかで大きく変わることを、大前提として知っておいてくださいね。
人それぞれなので一概には言えませんが、あくまで目安だけで言うと順調にいけば中学生(中学校に在籍している間)での段位取得でしょう。
その根拠は、『小学校在籍中に1級取得を目指す教室が多いから』です。
おはようございます(*^^*)
8/22(月)はそろばん教室はお休みです。
本日は静岡県そろばんの日があります。
小学生は珠算・暗算のいずれか1級取得すると表彰されます。当教室からは1名(小3)が表彰されます。
おめでとうございます🎉— 高橋そろばん教室【公式】 (@TKHSsoroban) August 21, 2022
また高校生になると部活動が忙しく、高校受験が終わったことを機にそろばん教室を辞めてしまう人も居るためです。
そろばんの級位取得の目安
個々で、級位を取得する学年の目安を紹介します。私は小学校2年生から始めたので、2年生から始めた場合を基準としてみました。
| 学年 | 目安の級位 |
| 小学2年生(7~8歳) | 8~7級 |
| 小学3年生(8~9歳) | 6~5級 |
| 小学4年生(9~10歳) | 4級~3級 |
| 小学5年生(10~11歳) | 3級~2級 |
| 小学6年生(11~12歳) | 2級~1級 |

あくまで目安です。
私はそろばんを習い始めてから4年経った小学5年生の時に、3級合格・取得できました。
できれば小学校卒業までに1級を取得しよう
中学校に在籍している間にそろばん段位取得を目指すならば、小学校を卒業するまでに1級取得を目標に掲げて練習しましょう。
まだ証明書(賞状)はきてないけど、なんとかそろばん1級合格できましたー!
三度目の正直…(^^;中学生になる前に1級合格が目標だったから本当にギリギリ(中学校入学式前日)の試験で合格できて良かったー‼️ pic.twitter.com/kEdshqSyAL
— Yamachan6160 (@Yamachan6160) April 18, 2017
小学2年生から始めると8・7級はスムーズに合格します。2桁の割り算が始まる6級で少し苦戦しますが、3年生の間に合格できるように頑張りましょう。6級を超えると、5・4級も比較的合格しやすいです。
3級~1級は高難易度
次の3級からは一気に難易度がアップします。小数点の計算が入り、試験時間も短縮・300満点中240点以上の合格(日本珠算連盟)と、より難しくなるためです。
だいたいの人が、ここで【3級の壁】にぶつかります。3級に受かっても、準2級や2級・1級は相当の難しさです。
参考までに、あるそろばん教室のブログで、3~1級に合格する子たちの人数について書かれていたので引用して掲載します。
10人習いに来た場合、2人は3級を取得できずに辞めていきます。(中略)
残った生徒8人は、まず間違いなく3級は取得できます。2級は、残った生徒8人中6人ぐらい合格します。更に1級は2級合格者6名の内4名ぐらい合格します。
上達が早い子は、小学3~4年生で3級を取得する子も
一緒に同じ教室に通っていた同級生は、なんと小学4年生で一発合格していました。私が苦戦した3級の壁を、1年も速く突破したのです。

一生懸命練習しているのに、この違いは何だろう‥と撃沈したのを今でも覚えています。
4年生で3級を合格できれば、あと2年で2級→1級取得を目指して練習できるわけです。
5年生で3級の取得だと(小学校卒業までに1級の取得が)1年しか時間が無いので、大きな違いですね。
合格する学年が4年生か5年生なのかで、残りの対策時間に大きく差がつきます。
スムーズに進級する2つのコツ

しかし小学3~4年生で難易度が高いそろばん3級を取得できるのは、ほんの一握りの子たちだけです。
小学校卒業までに1級取得・合格を目指すには、滞らずに合格していくことが大きなポイントとなります。
この章では、スムーズに進級するコツを2つ紹介します。
コツ①そろばん教室にはできるだけ週3回は通おう
そろばん教室へは、できるだけ週に3回は通って練習しましょう。週1回でも可能な教室はたくさんありますが、週3回通う子とは上達レベルが違うからです。
1日1.5時間、週3回で全日本ユース優勝した選手もいまして。
あと、実家のそろばん塾では1日2時間週3回で日珠連の十段が何人かいましたね。— バフンウニ (@bafun_uni_23) January 5, 2020
週2回通う子と週1回のみ通う子では、ある程度年月が経った時に練習する級さえも差が出ます。
◎小4から入学し、4カ月間通った子の現在の級
・月4回コースの場合…8級練習
・月8回コースの場合…6級練習◎3年間通学した生徒の現在の退学率
・月4回コースの場合…56%
・月8回コース以上の場合…34%※200人規模の教室にて、複数人をサンプルとして測定したデータ
退学率まで差が出るとは驚きです。
週1回の通塾以外は自宅で練習するといっても、やはり集中力含めて教室とは全然違います。
スムーズに進級・また小学校卒業までに1級合格を目指すならば、最低でも週3回は教室に通っての練習を推奨します。
コツ②6級受験の際は、特に対策する
そろばん検定6級に挑む時は、いつも以上に対策してください。
6級からは、割り算の問題=割る方の数字が2桁になり《還元算(割り戻し)》が必要になり難しくなるからです。
そろばん6級練習の子が多く、苦戦しながらも頑張っています😤
6級は多くの子が立ちはだかる最初の苦戦級かもしれませんね(՞ට ̫ ට;՞)❗️
でも大丈夫!コツコツ諦めずに頑張れば必ず合格できますよ❤️🔥— MAOKO🧮そろばん講師 (@abacus_tube) September 6, 2023
7級までは、5628÷4など右側の割る方の数字は1桁でした。これが5628÷42など2桁に増えます。
Q.そろばん6級の壁とは日珠連の6級のことですか?
A.6級の壁は日珠連も全珠連も同じです。(中略)
6級からは2桁になり、6,378÷76などのような問題は 新しいテクニック(還元とか、確商とか)を身につけないと解くことが出来ません。
7級までは必要なかった還元算などの、新しい解き方を取り入れて対策する必要があるのです。
6級をスムーズに取得できることで、5・4級も順調に合格できるでしょう。3級に対策する時間を少しでも増やせるように、早期の6級合格を目指す形です。
問題をたくさん解いて慣れる
そろばん教室でも先生が教えてくれて練習できますが、自宅でもたくさん問題を解いて慣れることも大切です。
還元算を意識しながら、頭ではなく手で直接覚えるくらいに練習しましょう。
YouTubeに還元算について分かりやすく解説している動画を見つけたので、練習に役立ててください。
まとめ
そろばん検定の段位や級位取得の、学年ごとの目安についてお話しました。
- 小学校6年生までに1級合格を目指す
- 中学生になってから段位合格を目指す
あくまでも目安ではありますが、まずは小学校在籍中にそろばん検定1級合格・取得に向けて練習しましょう。








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