この記事では、計算を早くする方法を5つ紹介します。方法の他に、計算力を上げるための勉強法やコツもまとめましたので、ぜひお役立てください。
計算を早くする方法5選
計算を早くするには、
- 百ます計算
- そろばん
- 暗算で計算する癖をつける
- トレーニングアプリで鍛える
- 数独などのゲームを解く
これら5つの方法がおすすめです。それぞれ1つずつ解説します。
方法①百ます計算
1つ目の方法は、百ます計算です。
足し算だけでなく、引き算・掛け算・割り算とすべての方法で計算します。『毎日同じ問題を繰り返して反復することで、子どもの計算力が確実にアップする』と提唱した陰山英男先生が広めました。
<教育技術MOOK>陰山メソッド 徹底反復「百ます計算」|Amazon
1回だけ百ます計算をするのでは無くて、毎日少しずつ繰り返して行うことで計算スピードがどんどんアップします。Twitterでも、計算が早くなったと効果を実感している人が居ました。
久々に言うけど
九九の数え歌ダメ、計算遅くなる
小学校入学には皆オムツ取れてるのと同じ焦らんでも九九もそのうち覚えるから
早く計算する為に覚えるのに
頭の中で数え歌が流れて計算凄く遅くなる
私の世代は太陽の登る方角を聞かれると「西から登ったお日様がぁ〜の逆」とバカボンの歌が流れる😅— ぼんぼん (@laccobombom) May 31, 2021
もう百ます計算でええやんあれのお陰で豚計算早くなったもん
— 誤爆豚 皮例 (@gbk_pig) November 15, 2018
昨日の百ます計算生きてる!
今日ちょっと計算早くなった気がする!!!
( ,,ÒωÓ,, )— 蟹のへマッティ@日曜10時定期配信 (@kanihematty) February 28, 2022
方法②そろばん
2つ目の方法は、そろばんです。そろばんを習い始めてどんどんレベルが上がっていくと、珠算式暗算といって「そろばんを頭にそのままイメージして暗算」ができるように教えられます。
この珠算式暗算は脳内にそろばんをそのまま浮かべて計算するため、筆算よりも早く計算できるメリットがあるのです。イメージする=右脳を使うので、右脳も鍛えられます。
そろばんの計算は右脳で計算しています。
右脳というのは、直感的なイメージを司る部位で、画像処理や直感、想像、創造力といった思考を処理しています。そろばんは、珠の配置、動きをイメージで捉えて計算していますので、この右脳で計算しています。そしてこの右脳と左脳では、処理能力においては、画像情報を扱う右脳のほうが圧倒的に高いと考えられています。つまり、処理能力という意味でも、そろばんの方が計算は速いのです。
小1からそろばんを始めた娘。1年生の時は、そろばんをやっているからと言って特別計算が早いわけではなかったけど、2年生後半になり、最近はクラスメイトから驚かれるほどに計算が早くなったみたい👏
『私は計算が得意』という自信がついたようで、嬉しそう✨
継続は力なり!— ぴよまま🐔ゆる教育ママ (@3kidsmamm) December 18, 2021
オススメにそろばんの話題がたくさん出てくる。ブーム!?今は伝票算無いんだよね。
遅めの小3で始めて小5途中でやめて、2級、暗算1級までだけど、アラフォーの今でもそろばんで暗算してる。計算早くて数学好きになったおかげで理一受かったとすら思ってる。
そろばんはいいよ〜!でも人によるかも。— サーモン@世田谷区 (@salmontokyo) August 28, 2023
方法③暗算で計算する癖をつける
3つ目の方法は、暗算で計算する癖をつけることです。2つ目の方法で紹介したそろばん:珠算式暗算と似ています。
筆者は数年間そろばんを習っていましたが、珠算式暗算がどちらかと言えば苦手でした。しかしただ数字を足していく暗算は得意で、そのころから小さい数字は常に暗算で計算するようにしていたのです。おかげで大人になった今でも、一桁~二桁の計算なら暗算で速く計算できます。
計算力を身に付けるためには、暗算が一番だといしど式そろばんでも提唱していました。
計算に時間がかかってしまい、授業中テストなどの制限時間内にすべての問題が解けない、という悩みを持つ人も多いです。計算を早く正確にできる能力である「計算力」を身に付けるために、一番近道となるのは「暗算ができる」ようになることです。
そろばんを習って珠算式暗算で「脳内でそろばんをイメージして暗算すること」が、一番桁数に関係なく計算できるようになるはずです。
方法④トレーニングアプリで鍛える
4つ目の方法は、トレーニングアプリで鍛えることです。今ではスマートフォンで計算力を付ける・スピードアップするための、トレーニング用アプリがたくさんリリースされています。
ほとんど無料ですし、テキストと違ってスマートフォンであれば場所を気にせずどこででも手軽にチャレンジできますね。1回や1日しただけでは計算スピードは上がりません。毎日少しずつでもトレーニングすることで、知らないうちにどんどんと計算が速くなっていくでしょう。
当サイトでは計算が早くなるアプリをまとめた記事もあるので、こちらもぜひ参考にしてください。
方法⑤数独などのゲームを解く
引用:上級の数独オンライン – 上級レベルの数独を無料でプレーしましょう
数独はナンプレとも呼ばれている計算パズルの一つで、解いたことがある人も多いでしょう。3×3のブロックの中の数字が1つもダブることなく、埋める必要があります。ブロック内だけでなく、縦横とも同じ数字が入ることは決してありません。
数独を解く=計算が早くなるとは人によるため断言しにくいですが、機転が利く・判断力がアップするなどの効果も得られます。また頭の回転も良くなりやすいので、その相乗効果で計算スピードもアップする人も多いようです。
この方のお子さんは、数独などのパズルゲームにハマった後の方が確実に計算が早くなったと断言しています。
世間一般の「脳トレ」とか謳われているのは実はバカにできないと思う
息子が算数ドリルで丸付けしていた時に、計算問題を自分でやってみたら
数独やパズルゲームにハマった前と後ではハマった後の方が確実に計算が早くなった最近のお気に入りは、マッチ棒一本動かすやつ
— マッキー (@macky125) August 11, 2023
計算スピードをアップさせる勉強法とは?
次に、計算スピードをアップさせる勉強法を5つまとめました。
1.簡単な1桁の計算、数のまとまりで捉えられるようにする
1つ目の勉強法は、簡単な1桁の計算と、数のまとまりで捉えられるようにすることです。
たったそれだけで?と思うかもしれませんが、すべての計算は1桁の計算がベースです。1桁だけの数字をどんどん暗算していくのです。頭の中で足すことができるようになれば、いろいろな計算がスピードアップします。
また、「数のまとまり」を頭にインプットさせておきましょう。数のまとまりとは、10にするには何と何を足すか‥という、組み合わせのことです。10をクリアすれば、50・100と数字を増やしましょう。パッと計算できるようになります。
数のまとまりのパターンを覚えておくと、難しい式を計算するときにも簡単に考えられるようになります。たとえば2桁の掛け算でも数のまとまりで考えれば、ひっ算をしなくても暗算で計算可能です。
百ます計算がおすすめ!
簡単な1桁の計算を完璧にできるためには、やはり百ます計算がおすすめです。お子さんには、プリントで解いてもらうのがよいでしょう。
印刷する手間がありますが、こちらのサイトであればたくさんの計算プリントが配布されています。すべて無料でダウンロードOK!10ます~100ますまであるので、レベルに合わせてダウンロード・印刷できますよ。
2.タイマーを使って時間内に解くようにする
計算が早くなりたいのなら、解くときにタイマーを使いましょう。
タイマーを使って時間を測りながら解くことで、自分がどのくらいの速さなのか?目指すべき速さまで何秒速める必要があるのか?など、具体的に数値化できます。
時間を測らずにただやみくもに解くだけでは、スピードアップにつながりません。タイマーがあることで自分自身にプレッシャーをかけることができますし、より集中して計算できるようになります。
自分より早く計算できる子がいるのを目の当たりにして、普段の宿題でもタイマーかけて計算する意味をやっとさとった小2さん。水泳の練習と一緒なんだよ。
— まおまお (@nontamum) November 3, 2021
3.繰り返し計算問題に取り組む=計算を習慣化する
3つ目の方法は、繰り返し計算問題に取り組む=計算を習慣化することです。蔭山英男先生も提唱していた、繰り返しの反復練習。計算力はもちろん、スピードアップに欠かせない方法の一つです。
- ドリルを少しずつでも良いので、何度も解く
- 日々の生活で数字をみたらすぐに計算する
こういった日常的にも簡単にできることを、取り入れてみてください。よく聞くのが、ナンバープレートでの計算です。最大で4桁、上に記載されいる小さい数字も含めれば7桁はありますね。
子どもの頃から計算していると、その癖が続いて大人になってもやめられない人も。数学が少し得意になった人も居ます。
小学校のころにやった車のナンバープレートの4桁の数を四則演算だけで10にするゲーム(?)
あれからずっと癖になって今でも10にならないか計算してしまう🤭— 豆腐 (@toufu9211) November 20, 2021
確かff4で四則演算をするミニゲームがあったんだけど、それのやり過ぎで車のナンバープレートを見るたびに計算する癖がついてやめたくてもやめられなくて親に相談したことがあった。そのおかげで数学はまぁまぁ得意になったけど、今もナンバープレート見たら勝手に計算してしまう
— のり (@norisaninsea) December 4, 2021
4.YouTubeなど動画を観てテクニックを習得する
4つ目の方法は、YouTubeなどの動画を観てテクニックを習得することです。
- 2桁の計算をどのように早く計算するか?
- 足し算・引き算が爆速になる方法
- 2桁×1桁を3秒で計算する方法
など、興味深い動画がたくさんアップロードされています。
自分が目指すスピード・目的に合わせた動画を観ることで、
より分かりやすく理解できますね!
5.他の生徒と比較して自分のレベルを知り、目的を持って学ぶ
計算を早くするには、他の生徒と比較して自分のレベルを知ることです。自分が早いと思っていても、他の人と比べたら遅かった‥ということは幾度とあります。
他と比較しなければ、自分のレベルを客観的に知ることはできません。また自分の足りない部分も分かるので、より目的を持って学ぶことができます。
そろばん教室に通うなど、習い事がおすすめ
引用:練馬区大泉学園駅周辺で珠算塾・そろばん教室なら大泉そろばん塾
他の生徒と比較するには、習い事:特にそろばん教室がおすすめです。
学校だと算数の授業でしか、比べられません。しかしそろばん教室なら、習っている間は常に他の人と比較できます。
そろばん教室はだいたい近い位置でそろばんを弾きあうので、早いかどうかは音でもすぐ分かります。見なくても分かるため、より刺激を受けることができますよ。
計算スピードをアップする3つのコツ
最後に、計算スピードをアップするコツを3つ紹介します。前述の勉強法と合わせ、うまく取り入れてみてください。
コツ①時間を必ず意識する
1つ目のコツは、時間を必ず意識することです。
目的が「計算を早くする」なのですから、タイマーを使って計算しなければもったいないです。時間を測らないと、何のために計算しているのかが分からなくなります。
最初は、問題を解き終わるまでの時間を測りましょう。もし全部で3分かかったのなら、次は2分50秒で!と少しずつ早めていくのです。
常に時間を意識してプレッシャーをかけることで、より集中して計算できる効果もあります。
コツ②解答と自分の計算方法を比べてみる
解き終わった後に、解答と自分の計算を比べてみてください。答えだけでなく計算途中の式なども書いておけば、解答と比較できます。
答えがあっていてもやけに時間がかかる・・という場合は、自分の計算した過程が解答と異なっているかもしれません。もし自分の方法と違っていれば、解答に記載の方法で解いてみましょう。意外と解きやすく、時間が短縮できる可能性が高いです。
もちろん1つの方法しか解答が無いのであれば、気にしなくてOKです。
コツ③問題によって暗算と筆算など、使い分けて計算できるようにする
最後のコツは、問題によって暗算と筆算を使い分けて計算できるようにすることです。
暗算でできるところを筆算で行なっていれば、紙に書く分時間をロスしてしまいますね。一桁・二桁などの簡単な計算は暗算で解けるようにする、など問題によって解き方を変えるのです。頭の回転の速さも求められますが、計算を早くするには効果的ですよ。
計算を早くする方法5選~計算スピードを上げる勉強法やコツ:まとめ
計算を早くする方法、計算スピードを上げる勉強法やコツを紹介しました。
計算を早くするには、1回や1日では無理です。何回も繰り返し・反復して計算することで、少しずつでも確実に計算スピードは上がっていきます。「塵も積もれば山となる」なので、今からでも少しずつトレーニングしてみてはいかがでしょうか。
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