そろばん教室を開いた後、やはり大切なのは「いかに生徒を集められるか」です。この記事では、そろばん教室の宣伝や集客方法についてまとめました。
【最初にやるべきこと】そろばん教室を開いたら自教室の強みを分析し、他の教室をリサーチする
そろばん教室を開いた後に、まずやるべきことは『自教室の強みは何なのか』という分析です。分析しておかないと、どんな点を強調して宣伝すべきか・またアピールしたいのかが分からなくなってしまうからです。
講師自身がそろばん検定の1級以上、段位取得者ならその点を大いにアピールしましょう。子育て経験がある・子どもと長年触れ合ってきた・・なども、子どもを通わせたい親御さんから信頼度が増します。
他の教室もリサーチして、入会費や月額など金額を決める
自分の教室の分析が終われば、同じ地区にある他の教室もリサーチしましょう。これは、入会費や月謝などを決めるのにも有効です。他教室の平均よりも高くしてしまうと、高くなった相応分の何かが無ければ人は集まらないので注意が必要です。
地域によってもちろん異なりますが、日本珠算連盟によると月謝の平均相場はだいたい4,000~12,000円です。お住まいの地域・他教室の料金に合わせながら、設定すると良いでしょう。
Q:月謝はどれくらいですか?それ以外に必要な費用はありますか?
授業回数や地域によって異なりますが、月謝は4,000円から12,000円くらいのようです。参考として、東京都内の平均的な月謝は6000円(週3回・1回あたり1時間)です。
生徒の対象年齢も併せて決めておく
入会費や月額だけでなく、生徒の対象年齢も決めておきましょう。小学1年生からなのか、就学前のお子さんから可能なのかを定めておく必要があります。
何歳から何歳までを対象にして教えているのかを、明確にしておかなければなりません。
そろばん教室の宣伝方法4選
自教室の強みの分析・そして他教室をリサーチして金額等を決めることができたら、実際に自分の教室を宣伝していきましょう。
主な宣伝方法は、下記4点です。
- ホームページやSNSアカウントを開設(オンライン)
- ポータルサイトの活用(オンライン)
- チラシを作成して近所に配布(オフライン)
- ポスターの掲示やフリーペーパーへの掲載(オフライン)
それぞれ、オンラインとオフラインに分けて紹介します。
オンラインの宣伝方法
オンラインで宣伝するとは、インターネットを活用しての方法です。
宣伝方法①ホームページやSNSアカウントを開設する(オンライン)
たくさんの人の目に留まりやすいのは、やはりホームページ・SNSアカウントの開設です。
ホームページの開設は難しい・敷居が高いと感じるかもしれません。しかしホームページ作成サイトなどを使えば、既にあるフォーマットに必要事項を入力するだけなので意外にも簡単に完成します。
筆者も所属するある団体のホームページを一人で作成したことがありますが、思った以上に簡単にできました。
もしホームページを作るのは・・という場合は、SNSアカウントを開設して宣伝するのも効果的です。特にInstagramやFacebookなど、今ではホームページの代わりに活用している人も多いからです。自身のことを投稿するように、写真も使って人の目に留まるようにしましょう。
宣伝方法②ポータルサイトを活用する(オンライン)
2つ目の宣伝方法は、ポータルサイトを活用する方法です。
ポータルサイトとは、以下のようなエリア×ジャンルを入れることでお住まいの場所の習い事を一括で探せるサイトのことです。
こちらの子どもの習い事教室ポータルサイトでは、サイトに掲載する教室を募集しています。
ホームページを作るのが苦手な人は、こういったサイトを活用して自教室を掲載してもらいましょう。教室名や住所・電話番号・授業時間・月謝など基本的な情報を掲載してくれるので、ホームページのように宣伝できます。
ライト・スタンダード・プレミアムの3つのプランがありますが、おすすめは画像や動画の・教室の紹介文(文字数無制限)が掲載できる<スタンダードプラン:月額¥1,980>です。月に約2,000円支払うだけで良く、手軽に公に宣伝できる方法です。
オフラインの宣伝方法
続いて、オフラインの宣伝方法を見ていきましょう。オフラインの宣伝は、主にチラシの配布やフリーペーパーへの掲載など紙媒体を使います。
宣伝方法③チラシを作って近所に配る(オフライン)
住宅街にお住まいで教室を開いたのなら、チラシを作って近所に配るのも良い方法です。
チラシを作るのはパソコンなどオンラインで行う必要がありますが、「チラシ作成×無料」のキーワードで検索すると様々な作成サイトが表示されます。いくつか見てみて、操作しやすいサイトで作成してみてください。
おすすめのサイトは、チラシ・フライヤーの無料デザインテンプレート|ネット印刷はラクスルです。
既に作られている様々なテンプレートからイメージに合うものを選び、必要項目を入力していくだけでセンスの良いチラシを作ることができます。ラクスルであれば作ったチラシはそのまま印刷できるので、手間も省けて一石二鳥!
宣伝方法④ポスターの掲示やフリーペーパーへの掲載など、地域を活用する(オフライン)
チラシの他に、近所の集会所等でポスターを掲示・フリーペーパーへの掲載など地域を活用しましょう。
特に自宅で開業する場合は、住んでいる地域の協力が不可欠だからです。自治体に相談するなどして、上手に活用してください。
そろばん教室への集客は、まず無料体験レッスンを開催する
オンライン・オフラインと分けましたが、組み合わせながら宣伝するとより効果的です。次のステップは、宣伝を兼ねた無料体験レッスンの開催です。
どういった教室なのか?イメージが分からないまま入会するのは・・と考える人が多いので、まずは無料体験レッスンを開催して自教室の雰囲気や授業の様子などを実際に知ってもらうのです。
案内を出して無料体験レッスンへの参加を促す
日時と場所・内容などを記載した案内=チラシを作って、無料体験レッスンへの参加を促しましょう。
実際に参加して授業を受けるのはお子さんですが、見守れるように保護者同伴可にしておくと親切ですね。参加した親御さんから口コミが広がれば、大きな宣伝・集客効果が得られます。
1回だけでなく複数回だと、より雰囲気を分かってもらいやすい
無料体験レッスンは1回だけだと、どうしても全部の雰囲気をつかむことはできません。ですので、2・3回など複数回参加できるようにすることで、より雰囲気を理解してもらいやすくなります。
時間も手間もかかるものの料金は無料・・と割に合わないと考えるかもしれませんが、信頼して通ってもらうためには必要なことです。
有料会員へ誘導する
無料体験レッスン中はただ実際の授業を行うだけでなく、保護者向けにきちんと自教室の強みなどをアピールすることも大切です。無料で終わりではなく、実際の有料会員へと誘導するのです。
また、入会時にそろばん・通学カバン・文房具一式プレゼント!など特典を付けるなども良い方法です。そろばんを新たに買い足さなくて良いのは、初期費用も抑えられてかなりのメリットとなるでしょう。
ご満足いただけなければ返金!などと、保証を付けるのもおすすめです。
参加後はアンケートに回答してもらう
無料体験に参加した後は、忘れずにアンケートに回答してもらいましょう!事前にアンケートを作っておき、参加後に配ってその場で記載してもらうのです。
よかった点・気になる点・希望する点など、通う側からの意見を大切にしてください。集めたアンケート結果を踏まえて、訂正するべきところは訂正して自教室へと活用します。
まとめ
そろばん教室を開いた後は、オンラインとオフライン上手に組み合わせることでより効果的に宣伝・集客できます。
親御さん側からすると無料体験レッスンに参加してから考える人も多いため、教室を開いた後はぜひ開催してください。お子さんからの印象だけでなく、保護者の方からも信頼してもらうことで続けて通ってもらえる可能性が大いにアップしますよ。
コメント