「そろばんはいつから始めるのが良いか」「そろばん教室は何歳から入れるのか」の目安をご紹介します。幼児はまだ早い?小学校高学年・中学生(高校生)・大人だけどもう遅い?など不安な方は参考にどうぞ!
そろばんを始める年齢は3~8歳くらいが目安
一般的に、幼稚園(3~6歳)から小学校低学年(7~8歳)でそろばんを習い始める子どもが多いようです。
そろばん検定の主催団体「日本珠算連盟」では、次のように書かれています。
Q そろばんは何歳から習わせたらよいのでしょうか?
A 一般的には、幼稚園から小学校低学年くらいの間に始める子供達が多いようです。
あくまで目安なので、厳密に「◯歳から始めないとダメ!」というわけではないです。
いつから習うかは地域によっても差はあるようで、私の場合は小学校の算数の授業で、計算が始まるタイミングでそろばんを習い始める子どもが多い傾向にありました。
そろばん教室の平均年齢は9歳前後
ちなみに、そろばん教室の平均年齢は9歳前後です。
Q そろばん教室に通っている子どもの平均年齢は?
A そろばんを始める年齢は年々低年齢化しており、現在そろばん教室に通っている子どもの平均年齢は9歳くらいだと思われます。
そろばん教室には、幼児~中学生くらいまでの幅広い年齢のお子さんが通っています。
幼児・3歳・4歳にはそろばん教室は少し早い場合もある
幼児・3歳・4歳からそろばん教室を始めるかどうかは、子どもの成長や性格にもよります。お子さんにじっと勉強できるほど準備が整っていないようでしたら、もう少し時間をおいてあげても良いでしょう。
喫茶店でお隣りに座ってたおばちゃんがそろばんの先生だったので「そろばんって何歳から始めたらいいです?」って聞いたら「小学生からでいいわよ!正直幼児以下はただの子守りになっちゃうから…」って言われてなんか教室の様子が想像できちゃった😅
お疲れ様です🙏— おふとん@🎎2y9m🎏8m (@OftonMofmof) November 18, 2021
もちろん、両親の教育方針や、子どもがやりたがっているなどは通わせてあげてよいでしょう。もし悩むなら、とりあえずそろばん教室に相談してみましょう!
ちなみに、今は3歳から自宅で学べるオンラインそろばんサービスもあります。
>【公式】よみかきそろばんくらぶ
子どもが数字を書けたり理解していればOK!
子どもがそろばんに興味を持っていたり、数字が分かっているなら、年齢にかかわらず、ぜひ早い段階にそろばん教室に通わせてあげるのをおすすめします。
3歳の息子。そろばんのオモチャに興味深々で、私も小さい頃そろばん習ってて覚えてるから少し教えたら簡単に弾けるようなった!こんな小さな手でパチ!パチ!と…何か胸がぎゅーっとなり後ろから泣きながら見てた。ちゃんと5と1を同時に弾けるようにもなってて保育園にもそろばん持って行くと煩い。
— ゆうたん (@yuria19930219) January 13, 2022
そろばんに迎えに行ったら娘がパソコンで数字の勉強しててなんか3歳で勉強してるのすごいしそろばん教室なのに数字の勉強から教えてくれる先生ありがたい。
— ほのポン@4y&3y (@hnpon0901) July 26, 2021
3歳など幼児の頃からそろばんを習っている子供も多いです。今では、そろばんを始める年齢がどんどん早くなっているため、できるようになったら始めると考えても良いかも知れません。
なんなら、自宅で本や動画などの教材で勉強する方法もあります。
そろばんはなるべく早く学び始めると有利
そろばんを始める年齢は、なるべく早い方が良いです。子どもがそろばんに興味を持っていたり、数字が分かっているなら、ぜひ学ばせてあげてみてください。早く学習することで、次のようなメリットがあります。
算数に苦手意識がないのでそろばんを楽しめる
小学校低学年だと、まだ算数に対して苦手意識を持っていないため、そろばんを楽しみながら始めることができ、高学年になっても算数に対する苦手意識を持ちにくいというメリットがあります。
中学・高校受験で有利になる
そろばんを習うことで、中学受験で有利となります。
最大のメリットは、暗算によって計算のスピードと正確性が上がり、時間に余裕を持って取り組むことができるというところです。
中学受験の算数の一般的な構成は、やさしい基本問題から始まり、難しい応用問題へという流れになっています。
限られた時間内で応用問題を解けるかどうかで大きな差が出ます。そのため、応用問題にどれだけ時間を残しておけるかが重要になります。
このとき、暗算ができる子どもたちは基本問題を素早く解き、他の子どもよりも早く応用問題に取りかかることができるので、時間に余裕を持って、焦らずに応用問題を解くことができるのです。
これは中学受験だけでなく、高校受験にも活用することができます。中学受験と同様、数学の基本問題の解くスピードと正確性によって、試験時間を有効活用することができるのです。
そろばんは資格としても有利
脳を鍛えて活性化させられる
そろばんは計算をイメージし、指を使って計算を行うため、脳を活性化させることが知られています。
できるだけ早くそろばんを習うことで情報処理能力や記憶力をつかさどる分野を鍛えることができ、その後も右脳と左脳をバランスよく使えるようになるのです。
Q.そろばんで“右脳”が鍛えられると
聞いたのですが、なぜですか?A.珠算式暗算は芸術脳といわれる右脳でそろばんの珠をイメージして計算します。そのため暗算が上達すればするほど右脳は活性化し、鍛えられます。
とくに、人間の右脳は12歳までは非常に活発に働いていますが、その後は鍛えなければ衰えていく一方です。
これらのことから、そろばんは幼児(3~6歳)や小学校低学年(7~8歳)で始めるほうがよいといわれているのです。
そろばんは大人から始めてもOK!98歳で検定合格した人もいる
そろばんは大人から初めてもOKです!今では、物忘れや認知症予防、脳トレやリハビリとしてそろばんを始める方もいます。
最近では、デイサービスでそろばん教室が開講され、98歳の方がそろばん検定に合格して話題になりました。
デイサービス喜福は、10月から週2回、利用者向けにそろばん教室を開いている。11月29日に行われた全国珠算連盟検定試験で、わずか2カ月弱の練習期間にもかかわらず、受験者14人全員が合格という快挙を果たした。
たしかに、そろばんは早いうちから学ぶと有利ですが、大人になってからでも十分に上達の見込みはあります。以下のそろばんの先生の動画もご参考ください。
大人が入れるそろばん教室は少ないのが難点
ただ、1つ問題なのが、大人が入れるそろばん教室が少ないことです。一般的にそろばん教室は子供向けなので、受け入れ体制ができていない教室が多いのです。
地元の商工会議所を通して珠算連盟の窓口となっている先生から「こちらもコロナ禍で大変なので、未経験の成人を受け入れる余裕は無い」と回答が来ました。
「夜の部だったら中学生もいるので大丈夫です」と言われて教室を尋ねたら「あの話はなかった事で・・」と言われました
特に、習得に時間がかかる未経験の大人の方は歓迎されません。そのため、You Tube動画や通信講座、本や知り合いのそろばんの先生などに教えてもらう必要があります。
オンラインそろばん教室を活用するのもあり
最近では、パソコンやスマホでそろばんを学べるオンラインそろばん教室も出てきました。こうしたサービスは、年齢制限がなかったり、教材を見ながら自主学習するタイプもあるので、大人でも学べます。
ネットに慣れている方は活用してみてください。
そろばん教室をやめる年齢の目安
そろばんをやめる時期は人によりますが、中学校でやめるケースが多いようです。部活や塾通い、受験などで忙しくなる頃ですね。
また、そろばん検定1級を取得したタイミングでやめるなど、検定取得をきっかけにする場合もあります。
まとめ
そろばんは効率のよい暗算や、計算の方法を学ぶことができる習い事のひとつです。
「そろばん」と聞いたら、小学校の授業や習い事、おじいちゃん・おばあちゃんが昔つかっていたものなどをイメージする人が多いのではないでしょうか。
多くの人が初めてそろばんを使うのは小学校です。
では、なぜ小学生の時期にそろばんを習うのでしょうか。中学校や高校で習い始めても良いのではないでしょうか。
小学校低学年で習い始めることにどんなメリットがあるのか、詳しく解説します。
この記事では、そろばんを習うタイミングについてお伝えしました。
子どもにそろばんを習わせるのであれば、脳の活性化が著しい小学生のときがいいです。
小学校からは算数が始まるため、そのタイミングに合わせてそろばんを習わせるご家庭が多いようですね。
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