100玉そろばんは、数の概念が視覚的に理解できる、脳が発達するなどのメリットがあり、幼児期にもおすすめの知育おもちゃです。
では、この100玉そろばんにデメリットはあるのでしょうか?100玉そろばんがいらないと言われる理由についても考察します。
100玉そろばんのデメリット5選

100玉そろばんにはどんなデメリットがあるのか、考えられるデメリットを5点まとめました。
- 大き目で場所を取る・持ち運びしにくい
- 使い方を教える必要がある
- 一人で使う玩具では無い
- 遊ぶより学ぶ概念が強い
- 玉を動かすだけなので飽きやすい
それぞれ詳しく解説します。メリットだけでなく、デメリットもしっかり理解した上で購入しましょう。
デメリット①大き目で場所を取る・持ち運びもしにくい

1つ目のデメリットは、100玉そろばんそのものが大き目で場所を取り、持ち運びしにくい点です。実際に手に取ると分かりますが、思った以上に大きいです。
まだ手先を上手に使えない子でも動かせるように設計されているため、比較的大きいサイズのものが多いのです。また、折りたたんでコンパクトにすることもできないので、そのまま収納しなければなりません。
受験中から悩んでた数量感…
とまとさんに教えていただいた百玉そろばん使いながらの公文で、だいぶ理解してきた🥺
小受での数の操作のベースがあったからこそ、足し算引き算の数式と結びついてる気がする🥺🥺Twitterの叡智さすが…
とまとさんありがとうです🍅🥺🥺💓 https://t.co/JGn4gty7St pic.twitter.com/rcBOLx7ddQ— ぽんた@22終&2周目 (@ponta_wmam_oju) March 5, 2023
収納場所がなく、置きっぱなしにする場合は、デザイン性に優れたものを買うと良いでしょう。色味が落ち着いた木製のものなどの登場しているので、自宅の雰囲気に合わせて選ぶのもおすすめです。
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また、100玉そろばんにもよりますが、大体重さは400g~1.3kgほどです。1kgを超えたそろばんは、持ち運びしにくいので注意しましょう。
使わなくなったときの置き場所や破棄方法にも困る
100玉そろばんは使わなくなったときの置き場所にも困りがちです。使わなくなったり、置き場所に困って破棄する人も多いですが、なにせ大きいので破棄・分別しにくいのもデメリットの一つです。
調べたところ、燃えるゴミとして分別が可能なところが多いです。品川区も<可燃ごみ>で出すように、明記されていました。
そろばん:燃やすごみ
もし破棄する場合は、念のためお住いの自治体のルールを必ず確認してくださいね。
デメリット②使い方を教える必要がある

2つ目のデメリットは、100玉そろばんはただ玉を動かすだけのものではなく、知的玩具の一つなので、使い方を教える必要がある点です。
慣れてからであれば一人で学習するためのツールとしても使えますが、それまではどのように使うかを教えなければなりません。
成長に合わせて色々な使い方ができる反面、その都度、親が教える必要があるのがデメリットでしょう。
デメリット③一人で使う玩具では無い

100玉そろばんは一人で使う玩具ではない、というのが3つ目のデメリットです。
一人だと玉を動かすのみなので、遊ぶおもちゃとしては限界が生じます。親が使い方を教える点にも繋がりますが、一人だと数の概念や計算の仕方などを学ぶことができません。
使い方をしっかりと教えてお子さん自身も覚えているならば一人でも問題にはならず、自ら100玉そろばんを使ってトレーニングする子も居ます。
娘がこの前「さて、そろばんでもやるか」って言って100玉そろばんを持っていき一人で自主トレしていました。
私は算数から苦手なので、娘には数を好きになって欲しいなぁ。— シロ*4y🎀+2m🚗 (@breezydawn77) September 25, 2022
そうじゃない場合は、知的玩具にもならず、かといっておもちゃとしては…という中途半端な状態になりかねません。
デメリット④遊ぶより学ぶ概念が強い

4つ目のデメリットは、100玉そろばんそのものが「遊ぶ<学ぶ」という概念が強い点です。
動きは玉を移動することのみで、これは計算のためです。ただ”遊ぶためのおもちゃ”として与えたいのなら、100玉そろばんはあまり向いていないと言えます。
デメリット⑤玉を動かすだけなので飽きやすい

個人差はありますが、100玉そろばんは本当に玉を動かすだけです。左に寄せた玉を右に戻すために傾けることはしますが、基本は左右に動かす”単調さ”で飽きてしまうお子さんも多いようです。
遊ぶよりも学ぶ概念が強い100玉そろばんなら、よほど学習ツールとして使い慣れていない限り「飽きない」のは難しいかもしれませんね。
ムスメ、1〜10まで呪文のように通しで言えるようになったっぽいんだけど、数の概念は多分まだない。
ドッツカードは飽きるし100玉そろばんも飽きるし、会話の中でねじり込むしかないかあ。— ねこ@3yゆる知育 (@26w30491184) September 9, 2022
こちらのお子さんは数を通しで言えるようになったものの、100玉そろばんに飽きてしまったようです。
100玉そろばんがいらないと言われる3つの理由

続いて、100玉そろばんがいらないと言われる理由を3点まとめました。
理由①大きいので勉強スペースが限られてしまうから

100玉そろばんは幅20~40cmなど比較的大きいサイズのものがほとんどのため、机の上に置いてしまうと勉強のスペースが限られてしまいます。大きさゆえに購入を躊躇してしまい、「いらないな」と思う人も多いようですね。
しかし今では様々な大きさの100玉そろばんがあるため、探してみると良いでしょう。特にこだわりが無ければ、こちらの親御さんのように12.8cm×18.5cmというミニサイズの100玉そろばんも検討してみてください。
100玉そろばん、欲しいけど場所も取るし、今更1000円以上かけて買うのもな…と二の足を踏んでたんだけど、いいのみつけたー!!
サイズ12.5✕18.5cmで、机でも邪魔にならない大きさ。プラ製で子が扱うのに良い軽さ。お値段税込450円!素晴らしい!😭✨👏
バースデイで買いました〜。いい買い物した☺️💕 pic.twitter.com/CKzEIBCYoT— ゆう🍰2028N (@yamayutwi) December 3, 2020
このサイズなら、大き目で場所を取る・持ち運びしにくいという1つ目のデメリットを払拭します。お値段も450円と安いので、もしお子さんが飽きても痛手にはならないでしょう。
理由②そろばんができるようにはならないから

100玉そろばんで学習しても、そろばんそのものができるようにはなりません。あくまでも100玉そろばんは数の概念を学びやすくするためのものであり、横長の本来のそろばんとは全く別物だからです。
本来のそろばんに入る前段階としての活用ならば有効かもしれませんが、そろばんができるようにはならないので=この点がいらないと繋がってしまうこともあるようです。
理由③計算が得意・早くなるわけでは無いから

100玉そろばんを使ったところで、必ずしも計算が得意になったり・早くなるわけでは無いです。1~100までの数をしっかりと学ぶこともでき、足し算・引き算を初めて計算するのにも有効です。
しかし100玉そろばんを使っている時は(早く)計算ができたとしても、使わないで計算・・となると分からなくなってしまうこともあります。
15―8=7になる問題だとしたら、それが何故か5から8引きようがないから8から5引いたけど何か問題でも🤔(十の位の数何処いった😅)100玉そろばんを使えばわかるのに計算式になるとわからない🍥
学校でやってるさくらんぼ算を見せてもらったら、パッと見わかりにくいなと私でも思ったけど— peko (@peko33809012) December 3, 2022
こちらの親御さんは、『100玉そろばんを使えばわかるのに計算式になるとわからない』とツイート。学校だと100玉そろばんは使いませんし、こういった理由からも不要と考える人も出てくるようです。
100玉そろばんの動きが映像としてそのまま頭に残り計算することができれば、変わるかもしれません。
100玉そろばんが必要・不要な人の特徴とは?

デメリット・いらないと言われる理由について記載しましたが、反対に100玉そろばんが必要な人もいます。最後に、100玉そろばんが必要な人・不要な人の特徴をまとめました。
100玉そろばんが必要な人

100玉そろばんが必要な人の特徴を、以下にまとめました。
- 目で見て触って数を学んで欲しい
- 脳の発達も促したい
- 手先を器用にしたい
- 計算を一通りできるようにしたい
100玉そろばんは、目で見て触りながら数字の概念を学んで欲しいと考える親御さんには最適な玩具です。従来のそろばんとは違い、2とび・5とび・10とび・・のように、まとまりで数を数えることにも適しています。
九九の計算としても使えるので、足し算・引き算を含む一通りの計算ができるようになることを望んでいる人にもおすすめです。足し算ができないのに、100玉そろばんのおかげで九九ができる子も居ますよ。
アナログデバイス?の中でも100玉そろばんには感動した。足し算できない一年生が普通に九九できてたもの。
— かわけん (@kawakenda4) June 6, 2012
また目で見て触りますし、動かすたびに音も鳴ります。視覚・触覚・聴覚が刺激されるので、幼少期の脳の発達にも効果があります。
幼児期では手で触れる、指を使うことによって脳の発育につながります。100玉そろばんは指を使って玉を動かすため、遊びながら子どもの脳に刺激を与えて、活性化させてくれます。(中略)カラフルな配色の100玉そろばんも多いです。視覚的にも刺激を与えることで、脳の発達を促してくれるでしょう。
(中略)100玉そろばんは数や計算の概念を玉が動くイメージによって理解できるため、右脳の活性化にもつながります。
100玉そろばんは手で動かす必要があるので、手先が器用にもなります。手先が器用になるおもちゃ・知的玩具を探しているなら、100玉そろばんの購入を検討しましょう。
息子、1歳1ヶ月くらいから急激に出来ること増えて嬉しい🥺💓💓IKEAのカップも7段積めるようになったし、100玉そろばんも人差し指で器用に動かすし、バイバイとか指差しも🥺こんなに一気に色々出来るようになってびっくり🥺"できた"と"ねんね"も言うようになったよ🥺可愛さが日に日に増してるよ🥺💓💓
— miho 3y&2y (@12121207mi) February 17, 2021
100玉そろばんが不要な人

続いて、100玉そろばんが不要な人の特徴をまとめました。
- 数や算数に興味が無い
- 一の位や十の位など数の概念が理解できている
- 足し算・引き算など一通りの計算ができる
- 置き場所に困るので大きい物は避けたい
100玉そろばんが不要な人は、数・算数に興味が無い場合です。100玉そろばんはおもちゃでは無く、あくまでも数の概念を学びやすくするためのツールです。買い与えて親が使い方を教えたとしても、数に興味を示さなければあまり効果はありません。
また、既に数の概念を理解できている子にも不要です。一の位・十の位がしっかりと分かっているのであれば、そろばんを使わずとも足し算・引き算そのものもしっかりと計算できるからです。100玉そろばんを持っていても、あまり意味が無いわけです。
最後に100玉そろばんは13~15cmのコンパクトサイズがあるものの、基本的には大きいものばかりです。他のおもちゃなどがある・収納場所が無い等の理由で大きい物を置きたくない、という人にも100玉そろばんは不要でしょう。
まとめ
- 100玉そろばんのデメリット
- 100玉そろばんがいらないと言われる理由
- 100玉そろばんが必要な人・不要な人の特徴
上記3点を解説しました。
必ずしもすべての人に当てはまるわけではありません。購入したい場合はメリットはもちろんですがデメリット・いらないと言われる理由なども加味した上で、また必要・不要な人の特徴に当てはまっていないかもチェックしましょう。
使うのは親御さんでは無く、お子さんです。性格なども考慮し、お子さんに合わせて検討していただければと思います。







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