子どもをそろばん教室に通わせたい、あるいは、あなた自身がそろばん教室に通いたいという場合、気になるのが月謝ですよね。「月謝の平均はいくらですか?」「相場はいくらですか?」という質問が多かったので、この記事でまとめました。
結論からお伝えすれば、そろばん教室の月謝の相場は4,000円~12,000円です。
全国のそろばん教室の月謝の平均・相場はいくら?
先に述べましたが、そろばん教室の月謝の相場は4,000円~12,000円です。
月謝はひと月あたりの授業回数や、生徒の人数などによって大きく違います。
そのほか、そろばん教室は月謝のほかに、教材費(テキスト代など)や協会費などの「年会費」が必要なところが多いです。
教室によって違いますが、年会費の相場は1万円~3万円くらいです。
そろばん教室の年会費(費用)の内訳
年会費は何に使われるのか、主な内訳がこちらです。
- 検定試験の受験料
- 問題集、テキスト、プリントなどの教材費
- 入塾金(入会金)
- 冷暖房費などの設備管理費
- あった方が便利な物(文鎮、そろばんケースなど)
そろばんの検定試験を受験するには、受験料が必要になります。
受験料は受験する連盟や級位・段位によって違います。一番難易度の低い10級は約900円、段位でも3,000円しないぐらいです。
引用元:受験料一覧|日本珠算連盟
ただ、これは個人で受験する場合の話です。検定試験の受験料は月謝や年会費に含められているところが多いです。
また、教室によっては、そろばん本体の購入が必要な場合もあります。
昔ながらの一般的なそろばんは約5,000円で、ボタンを押すだけで珠をリセットできる「ワンタッチ式のそろばん」は約7,000円~12,000円です。
【参考】我が家のそろばん教室の費用を公開
私の子どもが実際にそろばんを習っている教室はオンラインのそろばん教室です。「よみかきそろばんくらぶ」という教室で、月謝は週一回の授業で5,500円(税込)です。
下の画像は、初回にかかった費用です。
そろばんを購入をしたので、この金額になっていますが、初月は30,000円ほどかかっています。
オンラインのそろばん教室なので、教室の設備管理費などはありませんが、実教室によっては設備管理費がさらに数千円かかる場合もあります。
安く見せようとするサイトもありますが、当サイトではデメリットも正直にお伝えします
主な都府県のそろばん教室の月謝の相場
日本には大きなそろばん連盟が2つあります。そのうちの1つ「日本珠算連盟」の公式サイトに、月謝は地域によって異なるが、月4,000円~12,000円くらいだと記載されています。
月謝はどれくらいですか?それ以外に必要な費用はありますか?
授業回数や地域によって異なりますが、月謝は4,000円から12,000円くらいのようです。
4,000円から12,000円くらいとかなり幅がありますが、この8,000円の差は「授業回数」や「生徒の人数(個別授業かグループ授業か)」によるものが大きいです。
それでは、具体的な月謝を都府県別に紹介します。
【参考】東京都のそろばん教室の月謝の相場
東京都の平均的な月謝相場は月6,000円です。
東京都内の平均的な月謝は6000円(週3回・1回あたり1時間)です。
一部ですが、東京都区部ごとの月謝の相場を表にしました。
月謝相場 | 最安値 | 最高値 | |
---|---|---|---|
大田区 | 5,800円 | 3,900円 | 8,800円 |
江東区 | 5,600円 | 3,900円 | 9,350円 |
港区 | 6,760円 | 3,900円 | 11,000円 |
教室によってかなり違いますが、やはり都内の月謝の相場は6,000円といったところですね。
【参考】他府県のそろばん教室の月謝の相場
月謝相場 | 最安値 | 最高値 | |
---|---|---|---|
大阪府大阪市中央区 | 4,671円 | 3,135円 | 11,000円 |
愛知県名古屋市北区 | 2,458円 | 2,244円 | 3,850円 |
都道府県によっても、そろばん教室の月謝の相場はかなり違いますね。
そろばん教室の授業回数や生徒の人数によって違う
そろばん教室の月謝は、授業は週に何回・何時間なのか、個別授業なのかグループ授業なのかなどによって違います。
個別授業であれば月謝は10,000円以上になりますし、グループ授業でも週の授業回数が増えれば、そのぶん2~3倍になります。
ほかにも、フラッシュ暗算のためのタブレット端末を生徒一人ひとりに用意している教室は月謝が高いケースが多いです。
また、競技会・コンクール出場に力を入れている教室も月謝が高い傾向にあります。
オンラインそろばん教室の月謝の平均・相場
オンライン形式のそろばん教室は授業のタイプ、種類が様々なので、月謝の相場は授業の種類ごとに紹介します。
たとえば、このような授業の種類があります。
- マンツーマンのオンライン授業
- 少人数のグループのオンライン授業
- 動画配信型のオンライン授業
マンツーマンのオンライン授業の月謝の平均・相場
マンツーマン(個別授業)のオンライン授業は、自分のペースでしっかりと学ぶことができることが特徴です。
月謝は10,000円以上が相場ですが、しっかりと習得することができるため、その効果は非常に高いです。マンツーマンの授業を行っている教室には「よみかきそろばんくらぶ」があります。
「よみかきそろばんくらぶ」は常にマンツーマンでの授業になり、同じ先生から授業を受けることができるため、子どもの負担も少ないのが特長です。
少人数のグループのオンライン授業の月謝の平均・相場
少人数のグループ授業をおこなっている教室の多くは、マンツーマンの授業もおこなっています。
前述の「よみかきそろばんくらぶ」や「ネットdeそろばん」もグループ授業をおこなっていますよ。
この少人数のグループ授業は多くても4人程度です。料金も安く済み、かつ先生ともリアルタイムで授業を受けられるので、とてもおすすめです。
私の子どもも「よみかきそろばんくらぶ」のグループレッスンに参加していますが、子どもの成長に合わせて授業してくれますし、毎回4人というわけではなく、日によってはマンツーマンの授業になることもありました。
グループ授業の月謝は4,400円程度です。手軽に始めたいのであれば、いきなりマンツーマンの授業ではなく、少人数のグループ授業から始めるのがいいでしょう。
動画配信型のオンライン授業の月謝の平均・相場
このなかだと、人件費がかからない動画配信型のオンライン授業が一番安いです。
たとえば、「おおぞらパス」は月額3,980円で動画を繰り返し視聴することができ、わからないところは先生に質問して答えてもらうこともできます。
動画配信型のオンライン授業は、何度でも先生の授業を繰り返し見ることができるところがいい点です。
引用元:おおぞらパス
そろばんは基本が大切です。動画では、基本からていねいに解説しているので、それにならって取り組むことでそろばんを習得することができます。
ただ、わからない箇所をすぐに聞けないというデメリットがあります。
そろばんは、問題の解き方がどこで間違っているのか、自分で気がつきにくいものです。
「おおぞらパス」については下記の記事で詳しく紹介しています。参考にしてください。
そろばん教室は大手か個人か?メリット・デメリット
そろばん教室には、大手有名そろばん教室もあれば、個人で運営している小さな教室もあります。
どちらにもメリット・デメリットがあるので、どちらのほうがおすすめだと断言するのは難しいです。
まずは体験授業を受けて、子どもと相談して決めるのがおすすめです。そろばんの成績アップに繋がるのは、生徒たちのやる気や先生の指導技量によるので、体験授業を受けて確認してみましょう。
なかには立地で選ぶ方もいます。それもひとつの正解で、通いやすい(≒続けやすい)そろばん教室も魅力的です。ただ、あくまで選ぶ理由のひとつであり、大事なのは体験授業を受けて確認することです。
現在は自宅で授業を受けられるオンライン形式のそろばん教室もあるので、立地だけで選ぶのはおすすめできません。
大手そろばん教室のメリット・デメリット
大手そろばん教室のメリット・デメリットをお伝えします。
- 立地が良いことが多く、子どもがひとりで通いやすい
- 講師の質が良く、しつけなど教育面でも子どもを見てくれる教室が多い
- 月謝が高い
大手そろばん教室は駅に近かったり、同じ市内にいくつかの教室が開設されていることもあります。イオンなどの大型商業施設に併設されていることもありますね。
大手の教室には長年の実績があります。そのため、そろばん講師には常にスキルアップが求められます。
教室によっては、講師に年間で一定数の履修を義務づけているところもあります。
どんな先生が教えてくれますか?
研修を受け、(財)全国珠算連盟 認定の珠算教師資格を持った教師が教室長として指導にあたります。資格取得者は、年間一定数の履修が義務付けられており、常にスキルアップを求められています。いしど式では、先生こそ最新の専門知識や指導技術を身につけ、磨き続ける「学び、成長」の精神が重要であると考えています。資格講習の他、いしど式独自の研修を行い技術向上に努めています。
経験豊富な講師陣が、しつけなどの教育面でも子どもをサポートしてくれることもあり、頼りになります。
ただ、大手そろばん教室は講師の質やサポート面がしっかりしているからこそ、個人教室に比べて月謝が高い傾向にあります。
個人そろばん教室のメリット・デメリット
続いて、個人で運営しているそろばん教室のメリット・デメリットをお伝えします。
- 月謝が安い
- 地域に密着しており、子どもの交友関係が広がりやすい
- 生徒一人ひとりに対するサポートが少ない場合がある
個人のそろばん教室は、大手教室に比べて月謝が安いことが多いです。
そのぶん、教室の設備や授業内容は簡素なものになりやすいですが、月謝が安いことを魅力に感じるひとも多いのではないでしょうか。
また、個人教室は、その地域に住む子どもが通うことがほとんどです。
学校では付き合いがなかったけど、そろばん教室で知り合って仲良くなったという話はよく聞きます。
交友関係が広がりやすいのも個人教室のメリットのひとつだといえるでしょう。
ただ、個人のそろばん教室は、指導環境が行き届いていない場合があります。初心者も経験者も同じスタートラインから、同じ授業内容で、という教室もあるので注意が必要です。
失敗しないそろばん教室の選び方
子どもの成績アップを第一に考えるならば、月謝で教室を選ぶのはおすすめしません。
大手の教室でも個人の教室でも先生の授業を受けることになり、その先生と生徒の関係が良好であれば成績は上がります。
そろばんは単調なことの繰り返しなので、とくに子どもは飽きてしまいます。しかし、生徒にそろばんを楽しませてくれる先生であれば継続しやすくなり、生徒の成績アップにつながります。
よみかきそろばんくらぶは、少人数制。「一人ひとりをしっかりみる」ことを大切にしています。
少人数の定員内でおけいこするので、先生は生徒全員の様子をしっかり確認でき、安心しておけいこが可能です。
全員が一斉に同じ課題に取り組むスタイルではなく、担任の先生が一人ひとりの学習状況に合わせて進めます。
大手のそろばん教室には多くの先生が在籍しており、曜日や時間によって先生が違います。
曜日や時間をずらせば別の先生の授業を受けられる教室もあるので、検討してみるといいでしょう。
フラッシュ暗算とは、コンピュータの画面にフラッシュ式で出題される数字の問題を珠算式暗算を使って計算するものです。
そろばん教室選びに失敗しないためにも、教室の設備や授業内容、講師陣の質に注目してみてください。
授業は週に何回が効果的?
週1回、長時間の授業を受けるよりも、週に2~3回、1時間~1時間半くらいの短い時間の授業を受けるほうがおすすめです。
そろばんは、触れている時間が長いほど上達します。
触れていない時間は短いほうが効率的なので、週に一度くらいの頻度ではなかなか上達しないでしょう。
そろばんは週に何回くらい習ったらよいのでしょうか?
週2~3回程度、習う方が多いようです。
私の子どもは週に1回の授業です。なので、授業以外に週に1回以上はそろばんを使って復習しています。
理想は毎日そろばんを触ることです。そろばん教室の授業がない日は、30分だけでも自主的に練習させるといいでしょう。
まとめ
この記事では、そろばん教室の月謝の平均、値段の相場をお伝えしました。
そろばん教室の月謝の相場は4,000~12,000円です。
相場には8,000円の開きがあります。最高値の教室は、最安値の3倍もします。
家計に優しいのは月謝が安いほう。月謝が安い教室に目がいってしまいますよね。
その気持ち、よくわかります。
ただ、そろばん教室は月謝だけで決めてはいけません。
月謝だけにとらわれず、先生や設備、授業内容をチェックして、授業を受ける子ども、あるいはあなた自身に合っている教室を選ぶのが、教室選びで失敗しないポイントです。
そろばんは計算能力(暗算能力)はもちろん、記憶力、応用力、集中力、忍耐力などを身につけるにもピッタリの習い事です。
そろばんで身につけた力は、学校だけではなく社会に出ても役に立ちます。また、一般的な学習塾と比べて月謝が安いこともメリットのひとつです。
オンラインのそろばん教室はこちらの記事ですべてまとめているので、よろしければご覧ください。
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