そろばんを今まさに始めようと考えているあなたに向け、そろばんのやり方を解説します。
最初に準備するもの、そろばんの基本的な使い方、足し算、掛け算など具体的な計算方法、暗算のコツ、そろばんを習う場所のおすすめ――などそろばん初心者向けの基本知識をまとめました。
そろばんのやり方:前準備
まず最初は、そろばんを始めるにあたり必ず必要な「準備物」と「各部位の名称や使い方などの、そろばんの基本」をチェックしましょう。
そろばんはどこに売ってる?初める前に必要なものは?

まずは、そろばんに必要な準備物を紹介します。
特にそろばんは今後ずっと使っていくので、自分に合ったものを選びましょう。
そろばんはどこに売ってる?
そろばん本体は、文具店や事務用品店で販売されています。ホームセンターや百貨店の文具コーナーで売られている場合もあります。
ただ、最近はそろばんを販売している店舗そのものが減り、昔よりもそろばんの市販購入は難しくなってきました。結果、ネット通販でそろばんを購入する人が増えています。
そろばんに必要なもの
そろばんに必要なものは「そろばん本体、そろばんケース、そろばん用の文鎮、鉛筆と消しゴム」です。
そろばんセットの購入にあたり注意すべき点、初心者向けおすすめそろばんの選び方については以下の記事で詳しく解説しています。
そろばんのワンタッチ式はいつから必要?
そろばんの種類には、瞬時にご破算をしてくれるワンタッチ式のそろばんがあります。
ワンタッチ式そろばんは、上位の級・段を目指す人におすすめですが、最初のうちはご破算の感覚を体で覚えるためにも、通常のそろばんを用意するのがおすすめです。
そろばんの部位名称、指慣らしや使い方の基本

上珠、下珠、桁、梁、枠、定位点……など、そろばんには独特の部位名称があります。
そろばんの部位名称は、そろばんを習っていれば自然と覚えられます。ただ、珠のはじき方などの指使いは慎重に覚える必要アリ。初期段階で間違ったそろばんの使い方を覚えてしまうと悪いクセが抜けなくなり、後々たいへんになります。
両手の位置や、人差し指、親指の使い方は最初に正しく身につけておきましょう。のちの上達スピードが段違いになります。以下の記事で、そろばんの基礎的な使い方を解説していますので参考にしてください。
そろばんのやり方:足し算・引き算・掛け算・割り算
そろばんの足し算・引き算・掛け算・割り算など、具体的な計算のやり方は、解説が長くなるのでそれぞれ以下の記事で個別にまとめています。

そろばんの基本的な計算のやり方(加・減・乗・除)、間違えやすいポイントや解き方のコツを初心者向けに紹介しました。
そろばんの足し算のやり方
ほとんどのそろばん教室で最初に習う、そろばんの足し算のやり方はこちら。簡単な計算を例題に挙げつつ、分かりやすく解説していますので、そろばん初心者でも繰り上がり計算がイメージできるようになるはず。まずは足し算でそろばんの基本を身につけましょう。
そろばんの引き算のやり方
そろばんの引き算のやり方を解説はこちら。繰り下がり計算は、そろばんを始めたばかりでは、なかなか慣れずに苦戦するかとは思いますが、引き算で間違えやすいポイントも合わせて解説していますので参考にしてください。
そろばんの掛け算のやり方
九九を覚えたら、そろばんの掛け算にも挑戦してみましょう。以下の記事では、そろばんの掛け算方法3種「両おき」「両落とし」「片落とし」をそれぞれ解説しています。練習問題と答えも用意しました。
そろばんの割り算のやり方
そろばんの割り算のやり方はこちら。除算の基本や位取り、練習問題と答えまで、画像を付けて解説しています。
そろばんのやり方:暗算、フラッシュ暗算
そろばんを使った計算に慣れてくると、そろばんを頭の中でイメージして計算する珠算式暗算(そろばん式暗算)もできるようになります。
暗算は、計算が早くなる以外に「右脳が鍛えられる」「情報処理能力、判断力、創造力が向上する」といったメリットもあり、挑戦する価値大。最近ではフラッシュ暗算の認知度も高まりつつあるため、そろばんを軸にした暗算に挑戦する人も増えています。
そろばん式暗算のやり方
そろばん式暗算(珠算式計算)は、頭の中で架空のそろばんをはじいて計算問題を解く暗算方法です。そろばんの練習と合わせて、暗算の練習を行うとより右脳の活性化への効果に期待が持てます。
<そろばん式暗算のやり方・参考動画>
頭の中のそろばん画像の珠を動かし計算します。
「そろばんを頭の中でイメージする」とは具体的にどのようなことか?そろばん式暗算の練習方法は?などは、以下の記事で述べていますので、ご覧ください。
フラッシュ暗算のやり方
フラッシュ暗算は珠算式暗算ができるようにならなければ、スタートラインに立てません。まずは通常のそろばんで基礎となる珠の動かし方に慣れ、次にそろばんを頭にイメージする「珠算式暗算」ができるようになってから取り掛かりましょう。
<フラッシュ暗算のやり方・参考動画>
フラッシュ暗算とは、コンピュータの画面にフラッシュ式で出題される数字の問題を珠算式暗算を使って計算するものです。
フラッシュ暗算のメリット、フラッシュ暗算がいつから(何歳から)できるか?については、以下の記事でさらに詳しく解説しています。
そろばん教室の選び方
「そろばん教室」と名がついていても、指導方法や教室の特徴は多様化されています。検定試験への挑戦を軸にしているそろばん教室もあれば、暗算力を重視しているそろばん教室もあり、各そろばん教室ごとで得意とする分野は異なります。
最近では、インターネットを使って家に居ながら授業を受けられる「オンラインそろばん教室」も普及しており、実際の教室に通学して習うか、自宅でマイペースにそろばんを習うかも迷いどころ。
自分にピッタリのそろばん教室を選ぶポイントについては、以下の記事で深堀りしていますのであわせて参考にしてください。

そろばんを自宅で教えるのはアリ?
そろばん教室の月謝を抑えるために、親が自宅で子どもにそろばんを教えるケースも増えています。
親がそろばんを熟知していて、かつ、変な癖がつかないように正しい手法で指導できるのであれば、自宅でのそろばん学習は家計に優しくコストパフォーマンスも◎


「そろばんで、もっと上の検定を目指したい」
「在宅学習でも、できるだけ効率よく学びたい」
……という場合は、次項で紹介するオンラインそろばん教室の併用が、そろばん力upにおすすめです!
【注目度up!】通学の必要がない「オンラインそろばん」
これまで通塾など大変だったそろばん教室ですが、ネット環境が普及した現代では、そろばんをオンラインで開講する教室が増えています。
通学・送迎に時間を使わなくて良くなるため、勉強や遊びに忙しいお子様も、好きな時間にそろばんを学べます。子どもの計算能力をグングン上達させたい人必見。幼児や小学生を一人で通塾させなくていいので、安心というメリットもあります。
日本珠算協会などの珠算検定に対応しているオンラインそろばん教室もありますので、家にいながら本格的にそろばん力がアップ。
オンラインそろばんは、対象年齢の上限が設けられていない教室がほとんどなので、大人のかたで「そろばんは習いたいけど、実際の教室は子供が多いから、大人の自分が通うのは抵抗がある……」といったお悩みは不要! 社会人のそろばん学習にもおすすめです。

オンラインそろばん教室のおすすめは、以下の記事で比較・紹介しています。
そろばんは、いつから始める?
そろばんを始める時期について、お悩みの親御さんも多いのではないでしょうか。
こどもが小さすぎると、なかなか理解が進まず、いやになって投げ出してしまう恐れも。とはいえ「数字や計算に強くなるから、なるべく早くから習わせたほうがいい」という説があるのも事実です。
子供のそろばん教室:何歳から?
そろばんは3~8歳くらいで始める子が多いです。そろばんをいつから始めるか?については明確な年齢の線引きはありませんが、幼少期より習い始めるほうが、計算力や判断力の向上など、そろばんのメリットを実感しやすくなるでしょう。

小学校低学年あたりでそろばんを習い始めると、暗算力も身に付きやすいです。小学生で計算力を身に着けておけば、数字に強くなり、のちの人生の役に立ちます。また「そろばん3級を取ると、中学受験でも役に立つ」と述べる方も多くいらっしゃいます。

大人のそろばん教室
一般的には、そろばんは幼少~小学校低学年くらいで習い始める子が多いですが、大人のそろばん初心者に門戸を開いているそろばん教室も数多く設立されています。
最近は、オンライン式でそろばんを学べる講座も増えているため、大人で「そろばんを習い直したい」「昔習っていたが、やり方を忘れた」「情報処理能力や判断力、創造力を鍛えたい」「右脳を強化したい」という場合も諦める必要はありません。

そろばんは時代遅れ?意味ない?

そろばんはもう「時代遅れ」と言われることもありますが、実はそうではありません。時代はデジタル化ですが、そろばん習得によって、右脳を鍛えられ、人間レベルも向上します。
そろばんの本質や効果は、計算能力の向上もありますが、本来は「イメージや判断力」など司る右脳の活性化にあります。
大脳生理学と脳の血流を精密に測定できる機器の開発により、珠算式暗算が右脳活性化に極めて有効であることが実証
まとめ
この記事では、そろばん初心者向けに、そろばんのやり方(最初に必要なもの、足し算・引き算・掛け算・割り算などの計算方法、そろばん教室の選び方など)必要な記事をまとめました。
「できるだけ手軽にそろばんを始めたい」「そろばんは習いたいけど、いきなり教室に通うのは怖い……」という人は、そろばん初心者でも時間の縛りなく授業が受けられるオンラインそろばんをチェックしてみてください。
\自宅で手軽にそろばんの基礎を学ぶならオンライン形式がおすすめ/
コメント